MONO & TALKS

 

MONO JAPANの国際協業を紹介する日本国内初の展示会とトークイベント


MONO JAPANがこれまで行った日蘭クリエイティブ・コラボレーションと、関係団体が実施する国際協業を紹介する「MONO & TALKS」が、10月15、16日の2日間にわたりOnland Craft Marketにて開催されます。東京の新たなランドマークとして誕生したTokyo Torchを会場とするこのイベントでは、オランダを拠点とするMONO JAPANの日本初の展示と同時に、日蘭を結ぶオンライントークショーも行われます。

 
MJ AIR 2019の国際コラボレーションで生まれた成果


MONO JAPANの国際コラボレーション

 

東京の新名所での2日間の展示

東京の新たなランドマークとして誕生したTokyo Torch Parkを会場とするイベントOnland Craft Market内にて行われる「MONO & Talks」は、オランダを拠点とするMONO JAPANの初の日本での展示となります。ここではMONO JAPANが2019年より実施した日蘭クリエイティブ・コラボレーションと、そして関係団体による様々な国際協業を紹介しています。展示のポスターは石州和紙に印刷したもの、什器の竹は大分のものを使用、AIRにご参加の皆さんの協力が集結した展示となっています

日本の様々な産地のモノづくりを海外とつなげることができる現代ならではの、国際協業の可能性をぜひMONO & Talksで感じてください。

展示とトークで紹介する、日本とオランダでの国際協業

日本全国の生産者やブランドと、同時にオランダのクリエイターとのネットワークをもつMONO JAPANは、2016年より毎年、日本のブランドやモノづくりを欧州で展示・即売会を通して紹介してきました。両国の作り手たちを知ることで見えてきたのは、双方が出会うことでそれぞれの長所が活かされた成果が生まれることや、互いから刺激や学びを得ることができるということでした。

多様な人々がさまざまな生活様式で暮らすこの世界で日本のモノづくりが活かされるために、そしてイノベーションが起こるきっかけとして、国際コラボレーションは最適な機会であると私たちは考えます。また、欧州の人々が日本の伝統的なモノやモノづくりの技術にどのように反応するのかを知って欲しい、そして欧州が牽引するサステナビリティやサーキュラーを含めたモノづくりについても、日本の作り手の方々に広めたいという想いがあります。

言語や文化が大きく異なる日本とオランダの間で、実りあるコラボレーションを行うためには、丁寧なマッチングやサポートが不可欠です。MONO & TALKSでは、これまでMONO JAPANが行った2つのアーティスト・イン・レジデンスのプログラムを展示とトークで紹介しています。成果だけでなくプロセスにも焦点を当てるため、海外販路開拓を目指す作り手の方々や、海外の人を迎え入れたい地域の方々の参考にしていただける内容となっています。

MJ AIR 2019でのコラボレーション
関美工堂(会津漆器/福島) x パオ・フイ・カオ
吉田装束店(神儀装束/京都) x マリヤム・コードバチェフ
石州和紙 久保田、西田和紙工房(石州和紙/島根) x ジョナス・アルタウス

MJ ONLINE AIRでのコラボレーション
ポール・ベウマー(アーティスト) x 金井志人(泥染め、奄美大島)
ニーンケ・ホーフフリート(デザインスタジオ) x こじま ちから(竹藝家、大分)&西田稔彦(ローカルサポート)

展示ではさらに、MONO JAPANが2021年に現地サポートを手がけ、日蘭での協業が行われた家業イノベーションのクラフトソンについて、そして2021年秋についに公開するMONO JAPANの新オンライン・プラットフォーム「MMM - MONO Makers Meet」についても紹介しています。

コロナ禍であっても日本の様々な産地のモノづくりを海外とつなげることができる現代ならではの、国際協業の可能性をぜひMONO&TALKSで感じてください。

 
オンラインのみで行われたONLINE AIRのプロセス


オランダ式のサーキュラーな展示を実現


衣食住のすべてにおいてSDGs的な観点が求められるようになった現代のオランダを反映するべく、MONO & TALKSでは、現地調達できる素材のみを用い、展示後もゴミを出さないノー・ウェイスト(No Waste)かつサーキュラー(循環可能)な展示を実現しています。


MONO & TALKSのサーキュラーな展示コンセプト・スケッチ

 


世界から参加可能、オンラインでのトーク・プログラム


全国の産地とオランダのクリエイターたちの間で実施した2つのアーティスト・イン・レジデンスプログラムの参加者による体験談や、プログラムを終えたばかりの家業イノベーションの日蘭の作り手から、協業のメリットや困難など、リアルなお話を伺います。

その他、期待されている次回展示会やオンライン受注会など、2022年にMONO JAPANが行う事業の説明会、そして10月16日から開始されるオランダのデザインの祭典、ダッチ・デザイン・ウィーク 2021をオンラインで繋いだライブツアーを行います。

 

オンライントークの事前お申し込みは以下から

10月15日(金)のトークのお申し込み>>> https://ocmtalk1015.peatix.com/

10月16日(土)のトークのお申し込み>>> https://ocmtalk1016.peatix.com/

トークは10月15、16日当日はMONO JAPAN AmsterdamのFacebookページから無料ライブ配信いたします。https://www.facebook.com/monojapanamsterdam

 

10月15日(金)のトーク > https://ocmtalk1015.peatix.com/

トーク1「オランダとの協業とは? 〜オランダ大使館と日本の2団体によるトーク〜」
日本:10月15日(金)15時〜15時50分 / オランダ:10月15日(金)8時〜8時50分

<トーク概要>
2016年に行われた有田とオランダをつなぐ大事業や、「オランダ&九州」「オランダ&京都」、そして今年開催中の「NL-Kanto」をはじめとする、日本の地域とオランダの間で行われる多様な企画を取り上げた特設ウェブサイトの開設など、日蘭間の国際協業をさまざまな規模や形でサポートするオランダ大使館。それらの文化事業を担当し、日本とオランダの文化およびアート関係者から絶大な信頼を得るバス・ヴァルクス氏より、これまでの日蘭協業の成果、日蘭の組み合わせならではの可能性や難しさ、大使館のこれからの目標などを伺います。また、オランダ関係の展示やイベントなどを開催するSHIBAURA HOUSEの伊東勝氏、伝統的な焼き物の産地である有田に、オランダを含む海外から多くのクリエイターを招き協業プロジェクトを運営するCreative Residency Aritaの石澤依子氏からも、オランダとのリアルな体験談をお話しいただきます。

<登壇者>
バス・ヴァルクス(在日オランダ王国大使館広報・政治・文化部シニア政策オフィサー)
伊東勝(SHIBAURA HOUSE代表取締役)
石澤依子(Creative Residency Arita 代表)


トーク2「家業イノベーション・ラボ × JAPAN BRAND FESTIVAL ヨーロッパ市場に向けた循環可能な商品開発クラフトソン、成果発表」
日本:10月15日(金)16時〜16時50分 / オランダ:10月15日(金)9時〜9時50分

<トーク概要>
オランダにルーツをもつエヌエヌ生命保険株式会社が共催する家業イノベーション・ラボとJAPAN BRAND FESTIVALとのコラボレーションにより実施された、日本のものづくりの海外進出支援プログラム「クラフトソン」。MONO JAPANは現地サポート担当として、オランダのデザイナーの推薦などに関わりました。審査により参加企業として選ばれた松井機業が、オランダのデザイン会社BCXSYとの協業機会を獲得し、今年の9月末にプログラムを終えました。終了後まもなく行われるトークでは、プログラムに関わる主要メンバー全員が登壇。協業のプロセス、プログラム最中に気をつけたこと、オンライン協業の難しさや利点、今後の展望などをそれぞれの視点から語っていただきます。

<登壇者>
保谷友美子(エヌエヌ生命「家業イノベーション・ラボ」実行委員)
二本栁友彦、戴薪辰、川原田昌徳(JAPAN BRAND FESTIVAL
ボアズ・コーヘン、山本紗弥加(デザインスタジオBCXSY
松井紀子・渉(松井機業

トーク3「オランダデザイン業界の若い才能たちと日本の伝統工芸産地による協業、MJ AIR 2019 」
日本:10月15日(金)17時〜17時50分 / オランダ:10月15日(金)10時〜10時50分

<トーク概要>
2019年に実施されたMONO JAPAN初の文化事業「MJ AIR 2019」では、オランダでの展示・即売会開催を通して知り合った、福島県の会津漆器、京都府の神官装束、島根県の石州和紙の3つの産地の方々が、2ヶ月にわたるオランダのクリエイターの受け入れと協業を引き受けてくださいました。多数の応募の中からオランダに拠点を置く3名の若いクリエイターたちが選ばれ、協業によりプロトタイプを完成させてプログラムは終了。東京で開催されるMONO & TALKSでは、これらの試作品を展示しています。その後2020年夏にMONO JAPAN展示・即売会で成果を発表するはずが、コロナ禍により延期となっています(現在は2022年9月を予定)。試作から製品化への過程を経て、言語の壁など、さまざまな困難を経験したそれぞれのペア。本トークイベントでは、国際協業の裏話と、その経験から得たものについて日本の3産地の方々から、協業の感想をオランダのクリエイターたちからお話しいただきます。

<登壇者>
久保田 総(石州和紙久保田、和紙職人)
吉田亘(吉田装束店代表)
関昌邦(関美工堂代表)
マリヤム・コードバチェフ(Maryam Kordbacheh
ジョナス・アルタウス(Jonas Althaus
パオ・フイ・カオ(Pao Hui Kao

 

10月16日(土)のトーク > https://ocmtalk1016.peatix.com/

トーク4「コロナ時代の新しいオンライン限定の国際協業、MJ ONLINE AIRは実際どうだったのか」
日本:10月16日(土)16時〜16時50分 / オランダ:10月16日(土)9時〜9時50分

<トーク概要>
2020年、深刻なコロナ感染状況に陥ったヨーロッパでは、移動や活動は激しく制限され、国際間の人の往来がほぼ途絶えました。同時に、リモートワークやオンライン会議などが一般化し、さまざまな活動がオンライン上で行われるようになりました。この特殊な状況下で「今だからこそ可能な挑戦は何か?」「コロナ禍でも安全に継続できる活動は何か?」を考え実施されたMJ ONLINE AIRは、2組の日蘭の作り手が10回のオンラインミーティングのみを通して協業する、実験的なプログラムです。日本側の参加者である金井志人さんとコジマチカラさん、そしてコジマさんの現地サポートを担っていただいた西田稔彦さんに、MJ ONLINE AIRでのコラボレーションについて伺います。
*コジマさんと協業したスタジオ・ニーンケ・ホーフフリートには、ダッチ・デザイン・ウィークの会場から、日本時間18時よりライブ配信で登場していただきます。

<登壇者>
金井志人(金井工芸
コジマチカラ(Synergiez
西田稔彦(株式会社 地域科学研究所

 

トーク5「オランダでの日本商材展示・即売会とオンライン受注会、2022年のMONO JAPAN 説明会」
日本:10月16日(土)17時〜17時50分 / オランダ:10月16日(土)10時〜10時50分

<トーク概要>
2016年以来、毎年2月にオランダの首都アムステルダムにて、日本のプロダクトに特化した展示・即売会を開催してきたMONO JAPAN。企業(B2B)ならびに個人(B2C)向けのイベント主催により、日本の事業者の方々がエンドユーザーと出会い、直接商品を販売できる機会を実現しています。本説明会では、2022年9月についに復活するMONO JAPANの展示・即売会、毎月1社のメーカーをオンラインで紹介する受注会「MONO MONTHLY」、そして日蘭の作り手がもっと気軽にお互いを見つけ、やりとりできるプラットフォーム「MMM (MONO Makers Meet)」についてご紹介します。コロナ禍で市場や消費者の傾向が大きく変わった欧州の現在と、市場に合わせて機会を創造するMONO JAPANの「これから」に関する最新情報をぜひご視聴ください。

<登壇者>
中條永味子(MONO JAPAN代表)
西田優花

 

トーク6「MONO JAPANがライブ配信!オランダが誇るデザインの祭典、ダッチ・デザイン・ウィーク」
日本:10月16日(土)18時〜18時50分 / オランダ:10月16日(土)11時〜11時50分

<トーク概要>
オランダのデザインの祭典「ダッチ・デザイン・ウィーク」の会場から、オランダに籍を置くMONO JAPANが、現地の様子をライブでお届けします。ダッチ・デザイン・ウィークは、デザイナーが多く活躍する国として有名なオランダにとって、デザイン業界における最も重要なイベントです。毎年多くのデザイナーの新作発表が見れたり、デザイン業界のトレンドがつかめたり、新たなイノベーションに多く出会えたりと、刺激的な内容で来場者を楽しませてくれます。世界でSDGsが重要なテーマとなっているなか、これを実践的に取り入れたオランダのデザイン業界の今を、現場からお伝えします。

<登壇者>
中條永味子(MONO JAPAN代表)
スタジオ・ニーンケ・ホーフフリート(Studio Nienke Hoogvliet

 


MONO & TALKS 開催概要

 

展示
開催イベント名:Onland Craft Market 2021
会期:10月15日(金)13:30~18:00、10月16日(土)10:00~19:00 
開催場所:東京都千代田区大手町2-6-4 TOKYO TORCH PARK内、Onland Craft Market 2021イベント敷地内特設テント

トーク
ライブ配信日時:2021年10月15日(金)日本時間15時〜17時50分、2021年10月16日(土)日本時間16時〜18時50分
ライブ配信チャンネル:当日はMONO JAPAN AmsterdamのFacebookページからライブ配信
事前のお申し込み:10月15日10月16日

 

MONO & TALKSに関するお問い合わせは下記メールアドレスまでお送りください。
info@monojapan.nl

MONO & TALKSは在東京オランダ王国大使館DutchCulture国際協力センター三菱地所Tokyo Torchの後援、Onland Craft Market 2021 実行委員会との協力により実現しています。

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